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言語
英語
著者
山内 健生
内容記述(抄録等)
2003 年末までに発表された文献記録に基づいて,宍道湖から中海に至る汽水域(境水道は含まない)に産する水生甲殻類のチェックリストを作成した.その結果,15目193 種の甲殻類が本水域から報告されていたことが明らかとなった(ミジンコ目7種,カイミジンコ目54 種,カラヌス目20 種,キクロプス目8 種,ハルパクチクス目5種,ポエキロストム目5 種,シフォノストム目1 種,フジツボ目4 種,アミ目3 種,クーマ目2 種,タナイス目1 種,等脚目15 種,端脚目17 種,十脚目50 種,シャコ目1種).
本水域の甲殻類相には未解明な部分も多いため,甲殻類全体についての生物地理学的な考察を行うことは困難であるが,比較的解明度が高いと考えられる汽水性カラヌス目と内湾・沿岸性カイアシ亜綱について分布パターンの分析を試みた.その結果,本水域に産する種は複数の分布要素に分類され,その中でも古東シナ海や古日本海を起源とする「東亜初期固有要素」に分類される種の割合が特に高いことが明らかとなった.
等脚目のシンジコスナウミナナフシCyathura shinjikoensis Nunomura, 2001 は本水域以外からは記録がなく,現段階では本水域の固有種とみなされる.
主題
甲殻類
チェックリスト
宍道湖
中海
日本
掲載誌名
Laguna : 汽水域研究
11
開始ページ
69
終了ページ
86
ISSN
21852995
発行日
2004-06
NCID
AN10439529
出版者
島根大学汽水域研究センター
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
研究・学術情報機構 エスチュアリー研究センター