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Title Transcription
ミョウジ ニカンスル タイド ト ジガ ドウイツセイ カゾク アイデンティティ オヨビ デントウテキ カゾクカン トノ カンレン : ダイガクセイ ニオケル ミョウジ ノ ヤクワリ ト ソノ セイサ ノ シンリガクテキ ケンキュウ
Title Alternative (English)
Relationship among Surname-attitude, Self-identity, Family-identity, and Traditional View of Family : A Psychological Study on the Role of Surname and the Gender in the Undergraduate Students
File
language
jpn
Attribute
Literature and Social Science
Author
Ohta, Yosuke
Description
近年、以前にも増して選択的夫婦別姓制度の導入への動きが高まっている。本研究では、苗字に関する態度と個人としてのアイデンティティ、家族の一員としてのアイデンティティ、家族一般に対する伝統的な価値観との関連を見ることにより、夫婦同姓が制度上規定されている現在における大学生時点での苗字の心理的な役割を検討した。研究Ⅰでは新しく苗字態度尺度の作成を試みた結果、「同姓他者への親近感」、「上位世代でのつながり感」、「愛情期待」、「苗字によるつながり認知」、「自分の苗字への愛着」の5因子からなる尺度が作成された。研究Ⅱでは家族一般に対する伝統的な価値観を測定する伝統的家族観尺度の作成を試みた結果、「伝統的性役割」、「累代的つながり」の2因子からなる尺度が作成された。研究Ⅲでは研究Ⅰの苗字態度尺度、多次元自我同一性尺度、家族アイデンティティ尺度、研究Ⅱの伝統的家族観尺度の相関を対象者全体、男性、女性において見ることにより、苗字の役割を検討した。男性では特に家族アイデンティティの形成に苗字の役割が、また女性では特に自己の同一性を形成しにくい際に苗字の役割が見出された。また男女共通に、個人が現在所属している家族の一員として存在しているというヨコのつながりの感覚に苗字の役割が見出された。さらに家族のタテのつながりに苗字が役割を果たしていることが見出された。
Journal Title
島根大学教育学部紀要
Volume
44
Start Page
89
End Page
103
ISSN
18808581
Published Date
2010-12-24
NCID
AA12171265
Publisher
島根大学教育学部
Publisher Aalternative
Faculty of Education Shimane University
NII Type
Departmental Bulletin Paper
Format
PDF
Text Version
出版社版
Gyoseki ID
e12574
OAI-PMH Set
Faculty of Education
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